私たちの社会が上手く機能していない理由の一つとして、「自我が発達していない人が多い」
があげられます。
自我は年齢と共に発達していくのではなくて、子供時代の親の育て方次第だったのです。
そこで、自我の発達段階は低いまま、外見だけ大人になってしまっている人が多いのです。
このページでは、自我とその発達段階の様子と、運悪く十分発達せず辛い人生を送ってしまっている人が、
幸せな人生を取り戻す方法お伝えしましょう。
自我とは
心理学によると、自我とは、幼児期に自覚されはじめ、青年期に完成する、
自分の行動を調整し現実に適応させるための脳の機能です。
トランスパーソナル心理学では、
自我は、乳幼児が母親から分離・個体化する過程について観察され始め、
母子間の情緒的コミュニケーションによって、その発達の度合いが決まると解説されています。
社会的に隔離され、適切な刺激を欠き、親子関係が不適切であれば、自我は発達しなくなります。
そこで、大人になっても、未発達で初期自我や中期自我の段階の人も多くいます。
自我は知覚し、判断し、決定を下し、環境の変化に応じて、現実に適応していく
という機能を果たしていきます。
自我の発達
私たちの自我の発達段階は次の4段階で進むと考えられています。
1,初期自我
他人のことは考えられず、自分の欲求のみ表現し、行動する。
2,中期自我
他人の顔色を窺い、親の規範で行動しているが、バレなければ好き勝手なことをしたい。
3,後期自我
自分の規範を理性で無理に守り行動する。自分の規範に従わない者は悪と認識し戦う。
4,成熟した自我
自分の規範を、自分の意志と責任で持ち、他人を責めずに受け入れて人を育てられる。
詳しく見ていきましょう。
1 初期自我
2歳頃になると、自分の意思が出てきます。
やりたいことを主張したり、それができないと泣いたり、自己主張が始まります。
これが、初期の自我です。
この頃は、他人のことは考えられず、自分の欲求のみ表現します。
2歳以下は、目の前にあるものに反応しているだけなのです。
しかし、親の適切な対応が自我形成以前からとても重要なのです。
また、痴呆が進むとこの状態になり得ます。
2 中期自我
成長と共に、他人の顔色をうかがえる程に知能が発達するので、
良心や道徳心、正義感に従う心が発達してきます。
そこで、倫理性や道徳、自分の理性でもって自分の行動を規制できるようになった自我です。
しかし、道徳や倫理感は、自発的にではなく、親や大人の世界から強制的に与えられているので、
自分の心が赴くままに、好き勝手をしたいという欲求といつも葛藤しています。
「怒られなければ何をしてもいい」「文句を言われなければ何をしてもいい」
「見つからなければ何をしてもいい」と世の中のことを思っている段階です。
年齢的には15歳未満くらいで、大人の世界や親に依存している状態の自我です。
しかし、大人の人でも、この発達段階の人が多くいます。
そんなひとは、「バレなければ浮気をしても良い」と考えます。
威圧や経済力を武器に、他の人に「モノを言わせない」体制を作り、自分の思い通りに振る舞ったりしがちです。
3 後期自我
他人の顔色を窺うばかりの状態(怒られなきゃいい、バレなきゃ構わない)から脱却し、
自分の中に行動の規範を持った段階で、理性の制御の元、正義や立派な社会人を演じています。
そこで、バレなくても、いけないことはいけないことだ考え、行動できる段階です。
しかし、潜在意識下には、幼稚な部分や邪悪な部分、自分の認めたくない部分がまだあり、
それらを理性の力により抑圧しています。
本当は、好き勝手にしたい自分の心を、自分が打ち立てた規範で抑えて、我慢しているのです。
そこで、常に葛藤があり、イライラしています。
さらに、他人も自分の規範やルールを当てはめようしたり、押し付けようとします。
そして、他人が、自分のルールに従わないと、腹を立て、他人を非難します。
他人を許したり、受け入れたりすることが難しく、
自分が勝手に定義した正義に従わない人や社会に対しては、
嫌悪感や恐怖感を感じ、正義を貫くために戦いを挑んだりもします。
後期自我の段階は、精神的に「自立した」「ひとり立ちした」段階と言うことが出来ます。
社会の荒波を乗り越え、人並みに生きていくためには、最低限この発達段階まで成長する必要があります。
今の世の中は、中期自我、後期自我の段階の大人が殆どです。
4 成熟した自我
自分の基準を他人にも強制したくなり、他人を許し受け入れたりすることが難しいという
後期自我の段階から、成長し抜け出れた段階です。
様々な葛藤を越え、いろいろな面を統合し、自分の意思で、自分の責任で、
他人のせいにせず、他人を責めずに、生きれるようになっている段階です。
「本来のありたい自分」と、社会に合わせて「我慢している自分」が、統合されて、
「自分の意思」で、社会に合わせた行動を取ることも出来るし、
「自分の責任」で、あえて自分の主張を通す為の行動をすることもできるようになった状態です。
また、成熟した自我を身につけていない中期自我の人を見ても、
「ルールを守れないヤツはけしからん」などと憤慨することなく、
それが「その人の今の段階だ」と理解することが出来ます。
別の言葉で言うと、自立を超えて、「人を育てる段階」に至った段階です。
相手に自分の価値観を強要しない反面、相手に安易な妥協や迎合もせず、
相手が成長するのをじっくり見守り待てる段階です。
今の自分の自我を発達させる
浮気を繰り返したり、依存症から抜けられない等、行動スタイルにトラブルが多い人は、
自我の発達という観点で見ると、様々な問題を抱えている場合が多いのです。 >
相手との人間関係が上手くいかず、それを解決するには相手に成長してほしい
と思ったときは、相手に要求するのではなく、自分がまず成長する努力をすることです。
成熟した自我を持つと、
いるだけで安定感や温かさを周囲に与えます。
何かを強要するわけではないのにすごく良い影響を皆に与えます。
その場の波動を引き上げたり、人を成長させたりします。
自分の成長のためには、大人の世界や親に対する依存をやめて中期自我を卒業しましょう。
「こうしなければならない」という強迫観念や、潜在意識下の幼稚な部分や邪悪な部分、
さらには、自分の認めたくない部分を、否定したり、戦ったりすることをやめて後期自我を卒業し、
自分の心の奥底から沸き起こる本来の自分の声に耳を傾け、成熟した自我になりましょう。
成熟した自我を得る具体的な方法
通常の意識状態で、辛い日常生活をどうにか克服しようと頑張って、
様々な体験をし、苦難を乗り越えようと努力しても、自我の発達は望めません。
今の自我の段階が、様々なことを引き起こしているとは、殆どの人が気づけません。
冷静な意識状態の時には、自分の様々な欠点をに気づけても、いざその状況に置かれると
なぜか、今の自我の状態での反応しかできないのです。
催眠療法の年齢退行療法を行うと、潜在意識の扉を開き、潜在意識内に格納されている
自分の自我のデーターと対面することができます。
それだけでなく、生まれてからこれまでの、親との関わりを振り返ることができます。
そして、その過程でできてしまった葛藤や誤解、親への依存の様子を振り返ることができます。
これらの葛藤や誤解、親への依存は、
まだ自分が子供で幼く、知識経験が少なかった故にできてしまいました。
さらにまた、自分の親が、成熟した自我を持っていなかったために、
未発達な自我の自分を大きな愛を持って見守り、育てることができなかった
故にできてしまいました。
催眠の意識状態で、子供の頃を振り返ったり、潜在意識下の自分の自我のデーターを振り返ると、
子供の時代より知識経験が豊かになった大人の自分で、
世の中を誤解少なく解釈できる様になった大人の自分で振り返ることができます。
すると、成長の過程でできてしまった、葛藤や誤解、親への依存を解くことが可能となります。
さらに、催眠の意識状態になると、集中力、閃き力、洞察力が高まります。
自我の状態で言えば、より高い状態になれます。
そこで、催眠状態になって、高い自我の自分が、今の自我の自分を引き上げることができるのです。
さらに、催眠療法を一度受けて終わりにするだけでなく、
受けた後毎日30分間、自己催眠状態になって、自分と向き合っていくと、
今の自我の自分を引き上げ続けることができます。
やがて、催眠状態の自分が、成熟した自我のレベルに到達すると、
現実は中期自我や後期自我である自分を、成熟した自我の自分に引き上げることが可能となります。
催眠療法で、成熟した自我を得る方法は以下を順番にご覧頂くと分かります。
意識を幼児期に戻し、心の傷を癒やす 年齢退行療法
https://www.radiance.gr.jp/hypno/ageregression/
本当に凄い「日々の自己催眠」の効果
https://www.radiance.gr.jp/knowledge/hypnosis/s101/
催眠療法
https://www.radiance.gr.jp/hypno/
内なる英知に繋がる
京セラの創業者の稲盛和夫氏は、「生き方」という著書の中で、「知恵の蔵」について、
下記のように言及しています。
「知恵の蔵 それはいわば「叡智の井戸」だが、その所有者は人間自身ではない。
例えば、神や宇宙が蔵している普遍の真理のようなモノで、その知を授けられることで、
人類の持てる技術は進歩し、文明を発展させることが出来た。」
稲盛和夫氏は、瞑想法の一つの座禅を続けてきたと有名です。
そして、智惠の蔵に繋がり、京セラを発展させ、JALを再建してきました。
瞑想や催眠を続けていくと、集中力、閃き力、洞察力が飛躍的に上がります。
このとき、潜在意識の奥底の「智惠の蔵」に繋がり、その知を受け取ることができるようになります。
この瞑想や催眠で、集中力、閃き力、洞察力が飛躍的に上がった意識状態の自分自身を擬人化して、
「内なる英知」と呼び、その意識状態になる練習を続けていくと、容易に高い意識状態になれます。
何時でも、どこでも、潜在意識の奥底の「智惠の蔵」に繋がり、その知を受け取ることができるようになります。
成熟した自我のレベルに到達できるのです。
ラディアンスの催眠療法を受けて、アフターサポートで行う「日々の自己催眠101日間」のワークブックでは、毎回内なる英知のガイドに繋がって、ワークを行います。
そこで、当たり前のようにガイドからのメッセージを受け取れるようになります。
驚異の効果、日々の自己催眠
https://www.radiance.gr.jp/knowledge/hypnosis/effectofdaylyselfhyonosis/
更に着実に内なる英知に繋がる
催眠により、内なる英知に繋がる方法
驚異の効果、日々の自己催眠
https://www.radiance.gr.jp/knowledge/hypnosis/effectofdaylyselfhyonosis/
瞑想により、内なる英知に繋がる方法
潜在意識の遙か奥底に繋がる
https://www.radiance.gr.jp/flow/meditation/s_advance/sa006/
成熟した自我のレベルに、着実に到達するためのプログラム
催眠療法を一度受けたら、瞑想セミナーに一度参加したら、
まるで魔法のように人生が激変すると良いのですが、
ピアノやギター等の楽器、テニスやスキーなどのスポーツ、英語やフランス語等の語学も
一度セミナーや教室に行っただけでは、上手にできるようにはなりません。
何度も通って、自宅での練習が必要です。
集中プログラムを受けると、ラディアンスの催眠療法や瞑想法をまとめて複数回、
そして、料金も三割引で受講できます。
そこで、着実な自我のレベルアップが容易に可能となります。
成熟した自我を得、人としての諸能力が上がり、
仕事や結婚、人間関係がとてもスムーズに行えるようになります。
豊かな人生、人生の成功への王道です。
仕事ができる人は、自分だけで仕事を抱え込むこと無しに、
専門家の指導を仰いだり、他の人に仕事を分配したりします。
あなたも潜在意識の専門家のラディアンスに任せてください。
メンタル力アップ集中プログラム
https://www.radiance.gr.jp/mentalpowerup/
結婚力アップ集中プログラム
https://www.radiance.gr.jp/news/mpup.htm