「脳の仕組み2」

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「脳の仕組み2」

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「瞑想と退行催眠」 第19号
                  2002年4月5日発行
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  このメールマガジンは、催眠館ラディアンスのセッションに参加
された方、問合せを頂いた方、或いは送付希望をされた方に、毎月
を目標に無料で送付させて頂いています。
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目次
  1,今回のトピックス 「脳の仕組み2」 
  2,「ライトボディの覚醒化」の瞑想セミナーのお知らせ
  3,ライトボディ アドバンス セミナー のお知らせ
  4,退行催眠療法のお知らせ

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◆◆◆ 1、今回のトピックス「脳の仕組み2」◆◆◆
  前回に続き、脳の仕組みから催眠と瞑想について考えてみましょ
う。

 大脳辺縁系は、ヒトの心の本体ともいうべきところで、傷つきや
すい特質を持っています。喜怒哀楽を感じたり、好き嫌いを判断し
たり、食欲や性欲を感じたり、自分にとって快い環境を自然に求め
るように働いています。ところが、自分の気持ちに反して、不当な
ことを強要されていながらずっと耐えていたり、自分で自分の気持
ちを押し殺すようにして我慢を続けたりすると、こうした本来の心
が傷つけられてしまうのです。
  大脳辺縁系がもっている欲求と大脳新皮質の理性と間に葛藤が起
こると、意識的には大脳新皮質の理性のほうが勝ります。しかし、
いつまでも大脳辺縁系の葛藤を理性で押し殺していると、ついには
大脳辺縁糸が暴走を始めて脳の機能障害を起こし、いわゆる精神疾
患の症状を呈するのだと考えられているのです。

 精神疾患はその原因から大きく3種類に分けられます。すなわち、
社会・心理的な要因(心因)と、遺伝・体質的な素因(内因)そし
て、脳・神経機能(器質因)です。

 心因というのは、人生の失意や不遇、深刻な対人関係の葛藤、失
職。災害、戦争、近親者の急死、耐え難い外傷的苦痛です。これに
よるものは、心身症、神経症、睡眠障害、摂食障害、性関連障害が
あります。
  内因というのは体の病気と同じように、脳の病気として種々の体
質的要因によるものですが、精神的ストレスを含む環境要因によっ
て大きな影響を受けます。これによるものは、躁鬱病、精神分裂病
(妄想・幻覚、感情・意欲、思考障害)があります。
  器質因というのは、脳や神経そのもの侵されてしまう事によるの
ですが、アルコール中毒や薬物障害があります。
  どれも、大脳辺縁系がやられてしまいます。

 パソコンに例えて言うと、心因というのは変なデーターが流れる
ことでパソコンの働きがおかしくなる。内因はハードウエアが故障
して働きがおかしくなる。器質因は外部からの損傷ですね。

それでは、大脳辺縁系の主な器官の説明をしましょう。
      
1、視床下部
  ヒトの自律機能の調節、統合を行っている自律神経系の中枢です。
血圧や消化管活動などの内臓機能の調節のほかに、物質代謝の調節
や脳下垂体を介して内分泌機能の調節を行っています。
  「食欲」「性欲」「集団欲」という三大本能が集中し、睡眠欲求
など〝本能的″と呼ばれる無意識的なあらゆる欲望の中枢であると
同時に、喜怒哀楽の情動の中枢でもあります。

2、扁桃体
  大脳新皮質全体と密接な関係があり、視床下部とともに、根元的
な欲求についての最終決断を下します。

3、脳下垂体
  様々なホルモンを分泌してます。代表的なのが次の6種類です。
(1)成長ホルモン
  発育に不可欠なホルモンです。
(2)乳腺刺激ホルモン
  発育した乳腺に働いて乳汁分泌の引金をひき、これを維持する作
用をもちます。
(3)副腎皮質刺激ホルモン
  ストレスから体を守る働きをするホルモンです。
(4)甲状腺刺激ホルモン
  心の安定や基礎代謝を制御する甲状腺ホルモンの合成と分泌を促
します。
(5)卵胞刺激ホルモン
(6)黄体形成ホルモン
この二つを合わせて性腺刺激ホルモンと呼び女性に生理を起こした
り、男性の精巣に働きかけます。

4、海馬
  情動の発現及びそれに伴う行動を起こさせ、短期記憶の保持と再
生をし、種々の感覚入力に反応したり、時間および空間情報を認知
します。

5、松果体
  頭部の皮膚を通過する外界の光を感受することができるので、昼
夜による明暗の長さや、季節による日照時間の変化などの光周期を
感知し、生殖活動の日周性や年周性そのほか種々の生体リズムの形
成に役だつホルモンを作ります。

 このように実に重要な役目をしている大脳辺縁系ですが、更に
状別
に働きを見てみましょう。

1、摂食障害
  多くは幼児期の家族関係、親子関係から受けた「心の傷」に原因
があるとみられています。その傷が癒されないままでいると自覚で
きない大脳辺緑系の葛藤が思春期になって暴走し、摂食中枢への正
常なホルモン分泌を妨げます。食欲をコントロールする摂食中枢は
視床下部にあり、「外側野」が空腹中枢、「腹内側核」が満腹中枢
となっています。空腹になると〝食べたい″という欲求を出し、満
腹になれば〝食べるのはやめよう″と歯止めをかけるのですが、視
床下部は扁桃体と合議して、空腹中枢と満腹中枢をホルモン刺激す
る最終決定を出します。
  ところが心の傷が耐え難いほどの葛藤を続けていると扁桃体を暴
走させてしまい、扁桃体がいつまでも決定を出さないために食欲を
コントロールすることができなくなってしまうのです。原因は「心
の傷」であって視床下部や扇桃体の故障ではありません。ですから、
投薬治療では治せません。

2、自律神経失調
  幼児期に両親からの厳しい躾をされたり、愛情を持って育てられ
なかった人は、成長してから人一倍自分自身を抑圧しがちです。そ
れだけでも、古皮質からの欲求を大脳新皮質の理性で抑えつけてい
ます。
さらに、社会に出てプライドを傷つけられるような状態や、欲求を
満たせない状態が長く続くと、怒りや憤りが蓄積されていきます。
長い間、理性で押さえつけてしまっていると、本人に怒りや衝動の
自覚がなくなってしまう場合もありますが、やがて、視床下部が暴
走を始め、自律神経系の中枢である間脳に働きかけ自律神経系に不
当な指示を出してしまいます。すると、体温調節や胃腸等の内臓に
傷害が表れます。更に蓄積させたままでいると、人格を不安定にす
ることもあります。

3、アルコール依存症
  お酒は飲めば飲むほど、多量に飲めるようになってきます。やが
て何度も酔いつぶれるようになり、酒の上での大失態を重ねて、社
会からも家庭からも孤立していきます。すると視床下部の三大欲望
の「集団欲」を満たせなくなり、大脳辺縁系の〝心″はますます傷
ついてしまいます。それが重なると脳内で生成する「ノルアドレナ
リン」などのある意味で〝猛毒物質″が過剰に働いて、脳の機能を
損なうという悪循環を繰り返すのです。
  酒のアルコール成分が脳を痛めつけるのではなく、自分の脳が作
り出すホルモンの影響で脳がダメになっていくのです。ついには壊
滅的なまでに人格が破壊されてしまいます。

 我々は自覚的な新皮質の働きには敏感ですが、無自覚な古皮質の
主張は無視しがちになるのです。どんなに心が傷ついていたとして
も、本人はあまり傷ついたという自覚がありませんし、その傷がど
んなに大きくてもそれをつかめないので、積極的に心の傷を癒そう
とはしないわけです。

 催眠や瞑想は、大脳新皮質の活動を静めるので、落ち着いた冷静
な判断ができるようになり、また、この古皮質や旧皮質の主張に耳
を傾けることができるようになります。自律神経系のバランスをと
る事も可能です。様々な症状が現れる前に、早め、早めの対処をす
ることが人生を豊かに生きるためには必要ですね。

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◆◆◆ 2、「ライトボディの覚醒化」の瞑想セミナー ◆◆◆

ライトボディの覚醒化の瞑想セミナー

 2002年4月期 日付  
第一回 2002年  4月 20・21日(土・日) 
第二回        5月 18・19日(土・日) 
第三回        6月 15・16日(土・日) 
    時間         土曜日13時~18時
               日曜日10時~16時
  ★原則として、毎月第3土曜日とそれに続く日曜日に
               定期的に1年に4期開きます。★

 本当の自分を見い出し、あなたの能力を最大限に活かしましょう。
ライトボディの覚醒化の瞑想は、現実に密着した、人生を豊かにす
る技能です。瞑想により、精神的・肉体的な癒し、年齢退行や過去
世回帰をする事も可能です。
  自分で本を読んだり、単発のセミナーに参加したんだけど、瞑想
が上手にできないと言う話をよく聞きます。まさにその通りで、ス
ポーツも上達したければ、クラブやスクールに通います。英会話も
同様ですね。そうしていくと上達が早く楽しく学べます。
  瞑想もきちんとした指導者について、練習していくと良いのです。
そこで、瞑想セミナー。3回のセミナーに出席して、家では教材を
使って一日30分の瞑想を続けます。
  瞑想は技能のなので、練習すればするほど上達します。
現代人のための、あなたに必須のセミナーです。
  セミナー参加者のアフターサポートとして、ライトボディのメー
リングリストを設置しています。利用は無料です。
詳細はホームページで。

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◆◆◆3、ライトボディ・アドバンスセミナーのお知らせ◆◆◆

ライトボディ アドバンスセミナー
  ライトボディの覚醒化の瞑想セミナー修了者を対象に、アドバン
スセミナーを開催します。
  キャッスルインザスカイはこれらのセミナーについては今のとこ
ろ開催しないそうで、我々アドバンスセミナーのティーチャーにま
かされています。

第二回目 「ヴィジョンの創造」
  ・期日 2002年6月1日2日(土日)
  ・内容 人生を喜びをもって進むための自分の人生のビジョンを
見出し、自分が行っていること、回りの状況がそのビジョンにあっ
ているか否かを見出します。

第一回目の、「高次の光をチャネル」のセミナーでは参加者全員が
ガイドやハイアーセルフをチャネルすることができ、人生が好転し
ています。アドバンスセミナーはとても強力です。

アドバンスセミナーは催眠館ラディアンス以外でのライトボディの
覚醒化の瞑想セミナー修了者も参加できます。それによりライトボ
ディのメーリングリストの利用が可能になります。

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◆◆◆4、退行催眠療法のお知らせ ◆◆◆

催眠 
● 退行催眠療法 (年齢退行 前世療法

 催眠療法をしていて感じることなのですが、幼児期の両親との接
し方によって人生のほとんどが決まってしまうんですね。
  「私の幼児期は平穏に過ごし問題がありませんので、前世療法の
みで」とおっしゃったいた方も催眠で幼児期に戻ってみると、大粒
の涙。幼児期を催眠で振り返ることって、やっぱり必要です。「い
ろんなことに気付きしこりを解消しました」と、言われます。

 催眠療法によって、幼児期に戻り、自分が嫌に感じている性格の
作られた部分を探り、解放することができます。それを年齢退行療
法といいます。
  更に、どうしてそのような幼児期を過ごしたか、どうして現在の
人間関係に悩まされているのかは、前世を知ることによって分かり、
解放することができます。これが前世療法です。
  自分の両親や、配偶者、恋人、友人知人との過去世での関係を知
り、今世の彼等との人間関係を改善に活かすことはとても重要です。

催眠療法というと、テレビの催眠ショーを思い出すかもしれません
が、催眠ショーは手品と同じエンターテイメント。
催眠療法は、医学界で認めらている療法です。催眠ショーの催眠
とは異なります。


 
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発行者:催眠館ラディアンス
  代表  山崎靖夫
mail: yamazaki@radiance.gr.jp


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