「怖ろしい心の病の影響」
■「瞑想と催眠療法」■
第184号「怖ろしい心の病の影響」
2012年5月24日発行
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今、あなたが抱えている問題は、心の病を患った近くの方が原因である可能性が大きい。
そうなんです。
心の病はとても怖ろしいのです。
患ってしまった本人はとても辛くて、とてもお気の毒なのですが、
周りの人への悪影響の甚大さは、あまり知られていません。
もしかしたら、この前起きた殺人事件、殺人未遂事件は、
心の病が原因かも知れないと言っても過言ではありません。
犯罪者の精神鑑定は、心の病か否かを調べているのです。
なんと、日本人の、
30人に1人が、鬱病
50人に1人が、境界性パーソナリティー障害
100人に1人が、統合失調症
なのです。
神経症や心身症は、数え切れないほどの人が患っています。
地上は、まさに地獄状態です。
心の病を患ってしまった人はもちろんのことですが、
心の病を患ってしまった人が身辺にいる人も同様です。
イギリスの話ですが、鬱病患者が多いために、国民総生産の1%が失われています。
境界性パーソナリティー障害により、世の中に多くの問題が起きています。
もし、この世の中から、境界性パーソナリティー障害と言う病がなくなったら、
ものすごく住みやすい地球になっています。
「神様、これは、やり過ぎだよ」と言いたくなります。
今回は、心の病を患ってしまった人の、周りの人の心のケアに関する話題です。
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■Aさんの悩み
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38歳、男性のAさんの催眠前の話です。
子供の頃のAさんは、いじめられている子を進んで助けるような元気な子だった。
しかし、小学校高学年で転校し、そこでいじめられてしまってから人生が変わった。
大学を出て、誰もが知る一流企業の総務部に就職したが、人間関係のこじれから退職。
本当にやりたいことが分からず、コンピュータープログラミングの専門学校に行った。
ソフトウエア制作会社に就職したが、ハードワークで身体を壊し退職。
現在、ホームページ制作会社に入っているが、顧客との話を自信を持ってできない。
結婚はしたが、ふたを開けてみたら恐妻で、全く尻に敷かれている。
母に似ている人を選んでしまったようだ。
現在、自信が無く、虚無感があり、人間関係が上手く行かず困っている。
お父さんは穏やかで優しい。
夫婦仲は、良くも悪くもないと感じている。
しかし、お母さんがヒステリックで、訳もなく急に怒り出す。
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■催眠療法をしました。
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催眠中のAさんの話です。
(年齢退行療法)
Aさんは次男。長男を大切にする土地柄で、兄といつも比べられていた。
兄が、成績が良かったので、勉強ができて当たり前と、褒めてもらったことがない。
絵を描いても褒めてもらえず、テストで良い点を取っても、それが当たり前だった。
兄と年が離れているので、一緒に遊ぶことが少なく、母にも構ってもらえない。
買い物も、母と兄と二人で行ってしまう。母と兄は仲が良い。
母は家にいても、Aさんには、あまり興味を示さないようだ。
Aさんは、いつも1人で、ブロックで遊ぶか、テレビを見ていた。
Aさんは、学校では、皆と遊ぶより、一人で本を読んでいる方が好きだった。
一人でいた方が心は落ち着いたが、やっぱり寂しかった。
自分がいじめられているのに、先生には見て見ぬふりをされた。
Aさんは、勉強はできたが、体育は不得意だった。
母には、いじめられて帰ると、ダメな子だと叱られた。
負けちゃダメ、言い返せば良いと言われるだけで、自分の話は聞いてもらえなかった。
母はヒステリックになることが多い。
さっきまで笑っていたのに、訳もなく、些細なことでも、急に怒り出す。
きまぐれで、感情の起伏が激しい。
Aさんの両親は、子供の前では、仲良くしているふりをしていた。
しかし、子供が寝ると、口論している事がよくあった。その声で目が開いた。
お母さんが、一人で実家に帰ってしまったこともあった。
離婚話もたくさんあった。
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■お母さんの子供の頃の話
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母親の子供の頃(C子ちゃん)のことも、催眠中に聞きます。
親の影響は甚大だからです。
聞くと、すらすら出てきます。
なぜかというと、いつも母から聞かされていたり、母の実家に行ったときの雰囲気から、
子供ながらに、かなりのところまで感じているのです。
そして、実家に帰る事があったら、親に聞いて、確認してもらうよう勧めます。
すると、催眠中に感じた内容と現実とが、かなり当たっているのです。
さて、
Aさんの母親のC子さんは5人姉弟の長女。
一番下に待望の男の子が生まれました。
お父さん(Aさんのお爺ちゃん)は工場の経営。
いつも遅くまで仕事をしていて家に帰らない。
大人になって聞いたところ、お父さんが帰らないのは浮気をしていたからだそうだ。
そこで、C子ちゃんのお母さん(Aさんのお婆ちゃん)は、いつもイライラしていた。
C子ちゃんは、我が儘で、お母さん似であまり器量が良くない。
C子ちゃんの直ぐ下の妹は、父親似で美人。甘え上手。
そこで、C子ちゃんはお母さんからあまり可愛がられず、いつも叱られていた。
お父さんが、たまに家にいても、お父さんからも、構ってもらえなかった。
親の愛情は、次女と一番下の弟に注がれた。
C子ちゃんは、下女のように、家事手伝いや、妹や弟の世話をさせられた。
親に構ってもらえず、褒めてももらえない寂しい毎日で、性格がひねくれていった。
感情のコントロールが苦手で、姉妹喧嘩をよくしていた。
すると、また、姉らしく、妹たちの面倒を見よと怒られていた。
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■怖ろしい心の病
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Aさんのお母さんのCさんは、境界性パーソナリティー障害のようです。
しかし、当然のことながら、
催眠に来た方に、あなたのお母さんは境界性パーソナリティー障害かもしれないとか、
あなたは~~病かも知れないとかは、絶対に言いません。
ヒプノセラピストは、医者ではないので、診断はできないからです。
しかし、心の病に対する十分な知識は必要です。
一般的に、境界性パーソナリティー障害の人は、
ニコニコしていたのに、急に怒りだします
周りの人には、何が原因で怒ったのかは、皆目見当がつきません。
さらに、忙しがっていて、子供の面倒を見なかったり、えこひいきしたり、
感情の起伏が激しく、子供を脅したり、なじったりします。
上記に加え、幼児期に、両親から見捨てられたような思いをさせられた経験があったら、
その人は、ほぼ間違いなく、境界性パーソナリティー障害です。
境界性パーソナリティー障害の人は
発作が起きていないときは、身体のダルさは感じますが、普通の生活ができます。
そこで、本人も、周りの人も、その心の病の知識が無ければ、
境界性パーソナリティー障害とは、気づけません。
しかし、周りの人は、そして、特に子供には、大きな悪影響を受けます。
親が境界性パーソナリティー障害の場合、子供の心は大きく傷付きます。
最悪の場合は、親の影響で、子供も何らかの心の病になる事が多いのです。
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■ラディアンスの催眠療法の効果
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Aさんは、母親が境界性パーソナリティー障害でした。
そこで、Aさんは、人生に問題を抱えてしまったのです。
Aさんは、イジメに遭ったから人生が変わったのではありません。
前から不幸の前兆があったのです。
境界性パーソナリティー障害は、とても怖い心の病で、精神科医も手を焼く程です。
当然のことながら、催眠療法ではどうすることもできません。
Aさんの場合は、人生に起きてしまっていた問題はかなり大きなものでしたが、
境界性パーソナリティー障害ではありませんでした。
そこで、催眠療法を受け、日々の自己催眠を続けることで、元気になりました。
子供の頃に受けてしまった心の傷が良くなり、自信も取り戻せました。
営業成績も良くなり、人生に希望が持てる様になりました。
催眠療法は病気は治せませんが、人生における様々な問題解決は得意です。
あなたの両親が、結婚相手や、恋人が、訳もなくいきなり怒り出すようでしたら、
あなたの心はかなり傷付いています。
一人で悩んでいないで、ラディアンスに来て下さい。
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■ラディアンスについて
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ラディアンスは、代表の山崎がソニー社員だった時、
ソニー(株)創立者の井深大氏の命令で行った、
催眠や瞑想の研究成果を社会に還元するために創立して、
17年目になります。
これまでに、約5000名の方に4万回の催眠療法を施療して、
約700人の方に瞑想法をお伝えしてきました。
安心の実績です。
現在、新しいホームページやFacebookページを作成中です。
瞑想用
https://www.facebook.com/radiance4u/
皆さんの笑顔にお会いできることを心待ちにしております。
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発行者:
ラディアンス
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